トニーのジョグジャ便り(4)
インターネットの接続は無縁LANでつなげるポイントは広がっていて、タマンブダヤ劇場外のカフェや、ケブンフォーラムのレストランでも無料でつなぐことができるのだが、忙しいウッディさんは、どうしてもホテルの部屋でつなぎたいという。
今回宿泊のホテルはジョグジャで唯ひとつの5つ星ホテルなので無線LANは完備している。しかしパスワードを4時間500円で買わなければつなげない。 パスワードは買ってみたもののばかでかいホテルの中では電波の強弱があって、部屋では電波が弱く結局ロビーでつなぐのが一番ということがわかった。
ぼくは、本番の模様を撮影しようと色々準備してたのだけれど、パープルさんがどうしても楽屋に控えていてほしいと言い張るので、撮影は舞台の袖幕越しとなった。
ビサールさんには一日目の公演を記録した写真を見せたら笑われてしまったので「ビサールさん舞台最前面に張り付いて踊ってばかりだから・・袖からじゃなかなかいい写真は撮れないよ・・・」言い訳すると「じゃ今日はトニーの前で踊ってあげるよ」
冗談かと思いきや本番では言葉どうりずいぶんサービスしてぼくの前で踊ってくれていた。でも2日目は、楽屋にカメラを持っていくのを忘れてしまっていたのだ。
3番目のコウさんは汗だくで熱演だったと思うけれど、しきりにその汗だくだったことを気にしていた。「歌舞伎の役者が汗かいてるの見たコトある?あんなに何重に厚い衣装を着ても涼しい顔してやってるだろ・・あれがプロだよね」
今日のお客さんから「五井輝を知っていますか?」ときかれた。「今年の春に亡くなりました」とこたえると言葉を失っていた。
ミンさんからよばれて五井さんを偲ぶ会に三番目のコウさんが出席したらしい。宴会で出席者が一人ずつ歌を歌を歌って、コウさんの番になった。「アスベスト館の宴会でも歌なんか歌ったことがなかったんで、空手の形をやったよ・・いっぺんに座がしらけちまってさ・・」
パープルさんの普段の姿をみたジョグジャの呼び屋さんたちは「この人が本当に踊るんだろうか?」と思ってたに違いないから、得だね、公演後パープルさんの株は一気に上がった。
パーティーでも長時間若い人たちに囲まれて色々質問されてたし、島国からジョグジャに嫁いでギャラリーSTUDIO MENDUTをやってる夫妻か「うちでも公演してほしい」と云われたりしてうれしそうだった。
入場料は無料なのだが、ロビーでは主に大野さんの絵はがきや公演のパンフ、それから、展示しきれなかった大野一雄公演の貴重なポスターが販売されていた。「私のお母さん」のポスターが500円!ダニーのお土産にしたら喜びそうだったけれど、今回はジョグジャにBUTOHの種を蒔くってことで諦めた。
一日目は飛ぶように売れた物販も2日目になるとパッタリ。どうやら100〜150人くらいのお客さんの大部分はリピーターだということらしい。


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